GONZOOブログ

太ももの打撲、ももかん(大腿四頭筋の筋挫傷)の応急処置とストレッチ!ごんぞうスポーツトレーナー帯同記【オマーン編】

ごんぞうスポーツトレーナー帯同記

ごんぞうじいさんのスポーツトレーナー(アスレティックトレーナー)帯同記。実際にスポーツ現場で発生したスポーツ障害やスポーツ外傷についてその対処法やストレッチ、エクササイズなども含めてごんぞうじいさんが分かりやすくご説明していきます。

太ももの打撲、ももかん(大腿四頭筋の筋挫傷)の応急処置とストレッチ!

ごんぞう爺さん

ごんぞうじいさん

さて、今回のオマーン遠征では太ももの前面部の打撲のケガが発生した。
サッカーの試合ではよく発生するケガじゃな。
他にも野球やラグビー、アメフトなど様々なスポーツで発生するケガだと思う。
この太ももの打撲について今回はその応急処置や症状、治療、ストレッチ方法、テーピングなどについて詳しく説明していきたいと思う。

rora

ローラ

オマーンってどこ?外国?

ごんぞう爺さん

ごんぞうじいさん

そうじゃ、外国。中東。
オマーンはここ。

オマーン地図

成田空港から約12時間かけて、UAEのアブダビ空港に到着。
その後、乗り継ぎをして約1時間半でオマーンのマスカット空港に到着じゃ。
移動は飛行機の乗り継ぎも含めると約18時間くらい。
時差は日本とは-5時間。
日本が夜の8時だと、オマーンは昼の3時という具合じゃ。

ローラ

ローラ

ローラ、マスカット知ってる!
果物でしょ!

目次

1.   太ももの前の打撲(大腿四頭筋の筋挫傷)とは
2.   太ももの前の打撲の症状とは?
3.太ももの前の打撲をしたら注意点その①
4.太ももの前の打撲をしたら注意点その②
5.太ももの前の打撲をしたら注意点その③
6.太ももの前の打撲の応急処置(RICE処置)
7.太ももの前の打撲後のストレッチ
8.太ももの前の打撲後のテーピング

1.太ももの前の打撲(大腿四頭筋筋挫傷)

サッカーやバスケットボールではボールを取り合う際に相手の膝が太ももの前面部に入って受傷したり、ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツではタックルが入って受傷したり、野球などではデットボールなどで受傷したりするこの太ももの打撲。
整形外科的な正式名称は「大腿四頭筋筋挫傷」というそうじゃ。

ももの前の筋肉は大腿四頭筋と呼ばれ4つの筋肉に分けられる。
この筋肉が収縮して膝関節を伸ばす(伸展)役割をしている。

quadriceps_femoris10

この大腿四頭筋に相手の膝や肩などがぶつかり打撲する。

2. 太ももの前の打撲(大腿四頭筋筋挫傷)の症状

ももの前の打撲を受傷したら、次のような症状が生じると言われている。
①腫脹(腫れ)→皮下組織を傷つけ内出血するから。

いわゆる打ち身のことでどなたでも経験があると思います。一般的に打撲をすると皮下組織を傷つけ出血するため、皮下に青黒く出血斑が出現し、腫れてきます。

鈴木整形外科クリニックホームページより
http://suzukiseikei.jp/orthopedics.html

%e3%82%82%e3%82%82%e3%81%ae%e6%89%93%e6%92%b2%e5%86%85%e5%87%ba%e8%a1%80
ひどい場合はこんな状態になることもあるようじゃ。

②圧痛(押すと痛い)

③伸長時ストレッチ痛(筋肉を伸ばすと痛い)

%e6%89%93%e6%92%b2%e3%81%ae%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88

このようにうつ伏せで膝を曲げると痛みがでる。

もちろん重症度によって症状は変化する。軽度なら伸長時ストレッチ痛があまりなかったり、重症だと少し膝を曲げただけでも痛かったりする。
また、腫脹も部位によってはあまり目立たないケースもあるが、筋肉内ではすごい腫れていることもあるので、見た目だけで判断できないこともあるようじゃ。
上記のような症状があったり、その症状が長引くことがあれば整形外科などを受診して、専門ドクターの診察を受けるべきだと思う。

3. 太ももの前の打撲をしたら注意点その①
膝の近くの打撲は要注意!

注意点その① 膝の近くの打撲は要注意!

太ももの前の打撲を受傷した時、まず注意が必要なケースは、受傷した部位がすごく膝関節に近い場合。
他の部位より多くの内出血や腫脹(腫れ)が生じやすかったり、しっかりとした処置をしないと関節拘縮を起こしてしまうことがあるようじゃ。

一般的に軽度の打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定を施行すれば1週間から2週間ぐらいで完治します。
ただし、関節周囲の打撲や出血・腫脹の強い打撲では専門家による固定や施術を要します。特に、関節周囲の打撲では、関節運動のたびに傷ついた組織が動き、同じ程度の関節周囲以外の打撲と比較して、通常よりも多くの内出血や腫れが起こります。
また、その出血した血液が線維化していく過程で、関節組織が部分的に癒着したり、しこり状の瘢痕組織が関節機能を司る組織の運動を妨害することにより、関節拘縮を生じます。関節拘縮を起こすと半年や1年の治療期間を要し、場合によっては後遺症として関節拘縮が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともありますので、関節周囲の打撲や重度の打撲では、早急にご来院されるようにして下さい。

鈴木整形外科クリニックホームページより
http://suzukiseikei.jp/orthopedics.html

4. 太ももの前の打撲をしたら注意点その②
それ本当に打撲?意外と多い実は骨折!

注意点その② それ本当に打撲?意外と多い実は骨折!

太ももの前をとても強く打撲した場合、ごくまれではあるが、実は骨折という場合があるので要注意。
長引く場合や痛みが強い場合は整形外科を受診した方が良い。

打撲や捻挫は受傷後、家にある湿布を使っていたら自然と治ったという経験がある方も多いかと思います。確率的には「自然と治る」方が多いのですが、中には症状が続いて苦労する場合や、後々にも痛みが残ってしまい日常生活にも支障が出ている場合なども見受けられます。打撲と思っていたが、症状が続くため病院を受診したら、骨折しているのが見つかった例などもあります。また、10歳くらいまでは「足首の捻挫」と判断された患者さんの中にかなり高い確率で(軟骨を含む)骨折が隠れていることがあるという事も報告されています。痛みが続く場合などは早目にレントゲンなどでの確認をしましょう。

あさのひ整形外科クリニックホームページより
http://website2.infomity.net/8050000170/20121012.html

5. 太ももの前の打撲をしたら注意点その③
ももの前の打撲の落とし穴 とっても怖い骨化性筋炎!

注意点その③ ももの前の打撲の落とし穴 とっても怖い骨化性筋炎!

骨化性筋炎とは?

まず骨化性筋炎とは、簡単にいうと筋肉の中に骨ができてしまうもののようじゃ。

何らかの原因によって筋肉の線維・骨膜などが損傷を受けて、本来骨がない筋肉の中に骨と同じ骨組織ができる『骨化性筋炎』という疾患があります。

飛翔会グループホームページより
http://www.hishokai.or.jp/blog_drcol.php?ID=462

骨化性筋炎の原因はカルシウムの異常集積

もちろん、ももの前の打撲を受傷すると必ず骨化性筋炎になってしまうというものではない。
むしろ骨化性筋炎になってしまうケースの方が少ないようじゃな。
でもすごい強く打撲をした際や、深い部分まで損傷した場合など内出血がひどい場合には注意が必要。
血腫にカルシウムが異常集積すると骨化してしまうようじゃ。

『骨化性筋炎』は損傷の程度が関係してくる疾患で、損傷により現れる血腫が大きく影響します。血腫ができた部分にカルシウムが異常集積し、骨組織を筋肉内に形成してしまうのです。

飛翔会グループホームページより
http://www.hishokai.or.jp/blog_drcol.php?ID=462

骨化性筋炎の症状

ももの前を打撲したのに膝関節自体がうまく曲がらなくなったり、ももの前の筋肉が突っ張って全然伸びなくなったり、そんな症状が長くつづ場合は骨化性筋炎を疑い、できるだけ早期に整形外科を受診した方が良い。
整形外科でレントゲンを撮るとはっきりとした診断をもらえるようじゃ。

直接関節に外傷もないのに関節がうまく曲がらない、筋肉が突っ張って痛いなどの症状が現れたら『骨化性筋炎』を疑います。関節が曲がらないのは筋組織内の骨化により筋肉が動かせなくなるためです。実際にレントゲンを撮ると、筋肉内にあるはずのない骨組織が形成されているのが確認できます。

飛翔会グループホームページより
http://www.hishokai.or.jp/blog_drcol.php?ID=462

骨化性筋炎は防げる!

ももの前の打撲をした際に、最も注意しなくてはならないこの骨化性筋炎。
骨化性筋炎にならないためには応急処置が明暗を分けると言われているようじゃ。
この応急処置の方法について次に説明する。

『骨化性筋炎』を防ぐ上で最も大切なことは“血腫を作らない”ことです。そのためには受傷時の初期治療が非常に重要で、できるだけ早くRICE処置(R=Rest、患部を安静に保つ。I=Ice、患部を冷やす。C=Compression、患部を圧迫する。E=Elevation、患部を挙げる)を行います。RICE処置を行って、安静にすれば『骨化性筋炎』は防げるのです。逆に治療を怠り、筋肉内に骨組織が形成されてしまうと、復帰までには大幅に時間がかかります。最悪の場合、治療に半年ほどかかってしまうのです。

飛翔会グループホームページより
http://www.hishokai.or.jp/blog_drcol.php?ID=462

6. 太ももの前の打撲の応急処置(RICE処置)

太ももの前を打撲した際にはできるだけ早く応急処置をすることが大切。
応急処置の方法は4つの頭文字をとってRICE処置と呼ばれている。このRICE処置は急性期と呼ばれる1〜3日間続けると良い。

外傷を受けたときなどの緊急処置は、患部の出血や腫脹、疼痛を防ぐことを目的に患肢や患部を安静(Rest)にし、氷で冷却(Icing)し、弾性包帯やテーピングで圧迫(Compression)し、患肢を挙上すること(Elevation)が基本です。
RICEはこれらの頭文字をとったものであり、スポーツを始め、外傷の緊急処置の基本です。RICE処置は、捻挫や肉離れなどの四肢の「ケガ」に行います。

日本整形外科学会ホームページより
https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/athletic_injury.html

 

Rest(安静)
損傷を受けた筋肉は内部で出血をしている可能性があるり、この出血が出れば出るほど血腫は大きくなる。
できるだけこれ以上出血させないように、患部を安静にすることがまず大切。

ももの前打撲の応急処置

日本整形外科学会ホームページより
https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/athletic_injury.html

Ice(アイシング)
アイシングには痛みを和らげる効果や腫れを引かせるがある。
1回15分〜20分くらい写真のように冷やすのが効果的。

二次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えることが目的です。
ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、患部を冷却します。
15~20分冷却したら(患部の感覚が無くなったら)はずし、また痛みが出てきたら冷やします。
これを繰り返します(1~3日)。

img_6623

アイシングは一日数回行った方が効果的じゃが、アイシングとアイシングとの間隔は最低でも1時間〜1時間半は開けた方が良い。
これはあまり冷やしすぎると皮膚が凍傷を起こしてしまう可能性があるからじゃ。

Completion(圧迫)
皮膚の中で出血をしてようが、皮膚から出血をしてる場合でも止血をしなくてはならない。
そのために行うのがこの圧迫止血。4つの応急処置の中で最も重要と言われている。
打撲した部分に写真のようなパットを当てて、バンテージや包帯でしっかり圧迫すると良い。
もちろん締め付けすぎには要注意じゃ。
img_6644

Elevation(挙上)
内部で出血してしまった血は行き場がないのでそのに溜まって血腫となってしまう。それをできるだけ早く吸収させるのがこの挙上。
患部を心臓より高い位置に置くと重力を利用して吸収させることができると言われている。また、損傷の程度にもよるが少しストレッチをしながら行うとより効果的のようじゃ。
もも前打撲の応急処置

7. 太ももの前の打撲後のストレッチ

太ももの前の打撲をした後、まず急性期の1〜3日はRICE処置を行う。
その後は少しずつストレッチを行っていくのが一般的じゃが、もちろん損傷の程度や患部の状態によるものなので、少しでも不安がある場合は整形外科を受診して専門ドクターに相談するべき。

ストレッチは受傷した大腿四頭筋を決して無理せずゆっくり伸ばしていく。

images-1

 

ポイントは伸ばしている方の膝が自分の体よりも後ろに来るように引っ張ると効果的じゃが、

痛みがある場合は決して無理しない範囲で行うことが大切。

8. 太ももの前の打撲後のテーピング

太ももの前の打撲をした後、まだ少し痛みが残っているような状態でスポーツを行う際のテーピングをご紹介する。
でも、まず勘違いしてはいけないことは、テーピングは魔法の道具でもなんでもない。少し痛みを和らげるといった程度のもの。ということじゃな。
そして最も大切なのは腫脹(腫れ)や圧通(押しての痛み)、伸長時痛(筋肉を伸ばしての痛み)がなくなっているか、つまり患部がしっかり治っているかということ。
こういったことがとても重要となる。少しでも不安がある場合は整形外科を受診して相談するべきじゃな。

テーピングは患部を少し圧迫するようにテープを巻くと良い。

Unknown-3

ごんぞう爺さん

ごんぞうじいさん

さてさていかがじゃったかな?

ローラ

ローラ

ねえ、マスカットって果物でしょ?
でもマスカットよりメロンが好き!あ、メロンソーダ飲みたい!

ごんぞう爺さん

ごんぞうじいさん

じゃあ、メロンソーダ飲みに行こうか?

ローラ

ローラ

うん、いく!

ごんぞう爺さん

ごんぞうじいさん

アスレティックトレーナーとは?
→スポーツ医科学を学んだカラダのプロ。スポーツ現場では選手のケガの応急処置やリハビリなどを行う。またケガ予防やパフォーマンスUPのためのカラダの機能向上を医科学的な根拠に基づいた方法で行って行く。日本には日本体育協会公認のアスレティックトレーナーの資格がある。

Write a Comment

腰痛

少し前に腰痛のあった小林です。一口に腰痛と言ってもいろいろなタイプがあるのをご存知でしょうか。座っていると出る …

指先のしびれ・指の痛み

最近お越しいただいている方になんだかやたらと多い症状があります。 それは「指先のしびれ」「指の痛み」などです。 …

足のむくみ

11月になり寒い日が続いていますね、寒い日が続くとだんだんと足のむくみがきになる方が増えてくると思います。 …