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成長期腰痛分離症の痛み

成長期・子どもの腰痛「腰椎分離症」には要注意!ごんぞうスポーツトレーナー帯同記【鳥取編】

成長期・子どもの腰痛「腰椎分離症」には要注意!

ごんぞうスポーツトレーナー帯同記【鳥取編】

ごんぞうじいさんのスポーツトレーナー帯同記。実際にスポーツ現場で発生したスポーツ障害やスポーツ外傷についてその対処法やストレッチ、エクササイズなども含めてごんぞうじいさんが分かりやすくご説明していきます。

ごんぞう爺さん

こんにちは、ごんぞうじいさんです。

今回は鳥取編。わしは2016年6月20日〜6月26日までの7日間、サッカーチームのスポーツトレーナー(アスレティックトレーナー)として、鳥取県に行ってきた。

リリー

あー、鳥取といえば砂丘よね!ラクダいた?

ごんぞう爺さん

鳥取砂丘の入り口までは行ったんじゃが、時間がなくて遠くから眺めただけ。

ラクダはよく見えなかったなー

リリー

そうなの?それじゃ、何のために鳥取まで行ったかわからないわね…。

目次

1.   『腰椎分離症』とは
2.     見逃すな!「分離症」のサインとは?
3. なんで分離症になるの?
4.『腰椎分離症』の治療
5.  分離症のストレッチ
6.  分離症の筋トレエクササイズ
7.『腰椎分離症』のスポーツ復帰
8.『腰椎分離症』が進行すると「分離すべり症」

ごんぞう爺さん

今回の遠征では、初日の練習が終了してから、腰痛を訴えた選手が1名いた。

まだこの選手は15歳じゃが腰痛によって長期間プレーができなくなるようなケースも多くある。

今回は、成長期(子ども)に注意が必要な腰痛について説明していきたいと思う。

1.『腰椎分離症』とは?

成長期の腰痛で、よくある腰痛はなんといっても分離症だ。

正確に言うと「腰椎分離症」。

 

日本整形外科学会によると「腰椎分離症とは」

多くは体が柔らかい中学生頃に、ジャンプや腰の回旋を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。

「ケガ」のように1回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰椎をそらしたり回したりすることで起こります。

一般の人では5%程度に分離症の人がいますが、スポーツ選手では30~40%の人が分離症になっています。

分離症は10歳代で起こりますが、それが原因となってその後徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。

 

日本整形外科学会ホームページより

https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

 

とある。

まず、いわゆる背骨、正確に言うと脊柱と呼ぶが、こんな感じ。

 

分離症の脊柱

 

脊柱だけを取り出してみると、こんな感じじゃ。


分離症の脊柱2

 

左から、前から見た脊柱。横から見た脊柱。後ろから見た脊柱。

この脊柱から一つ骨を取り出してみると、

 

 

分離症の椎骨

 

こんな形をしている。

この骨を椎骨よ呼ぶ。

これが積み重なって脊柱となっている。

 

分離症の腰椎

 

 

分離症の脊柱2

 

この脊柱のうち、上の椎骨7つを頚椎。

その下12個を胸椎。そして下5つを腰椎と呼ばれている。

さらにその下にある三角形の骨は仙骨。

腰椎を一つ取り出して上から見た図がこれ。

 

分離症の腰椎図

 

 

さらに

日本整形外科スポーツ医学会によると、腰椎分離症とは?

 

腰椎の後ろ半分は椎弓と言ってリング状の構造をしています。

そのリングの斜め後方は細く弱い部分で、背中をそらす動作やジャンプからの着地のような動作で力がかかります。

そういう動作が繰り返されると骨にひび(疲労骨折)が入ってきます。

すべての人が分離症になるわけではなく、体質的な要因もあります。

一番下の腰椎(第5腰椎)に好発します。

 

日本整形外科スポーツ医学会資料より

http://www.jossm.or.jp/series/flie/004_2.pdf

 

とある。

つまり腰椎分離症とは、

椎弓部分の疲労骨折であると考えられているようじゃ。

 

成長期腰痛分離症の部位

 

腰椎分離症のCT写真がこれ。

 

腰椎分離症レントゲン

 

疲労骨折により、

見事に骨が分離してしまっているのがわかる。

 

2. 見逃すな!『分離症』のサインとは?

分離症の症状としては、

日本整形外科学会によると

腰痛(腰のベルトのあたりの痛み)の場合と、

お尻や太腿の痛みを出す場合があります。

痛みは腰椎を後ろにそらせた時に強くなります。

 

日本整形外科学会ホームページhttps://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

 

とある。

また、

日本整形外科スポーツ医学会によると、

 

腰椎分離症は、スポーツを活発に行っている10代前半の伸び盛りの青少年に、

はじめは運動時の腰痛という形で出ます。

運動のときは腰が痛いけれども、普段はなんともないといった程度で、運動を続けていくことも可能です。

背中を反らす動作で腰痛が増すのが特徴で、しばしば前かがみも制限されます。

 

日本整形外科スポーツ医学会資料よりhttp://www.jossm.or.jp/series/flie/004_2.pdf

 

成長期腰痛分離症の痛み

 

 

  • 成長期の子供
  • 運動中に腰やお尻や太ももあたりが痛い
  • 特に腰を反らすと痛む

 

こういった症状がある場合は注意が必要のようじゃ。

そして気おつけなくてはならないのは、

  • 発症の仕方はさまざま
  • 徐々に痛みを感じるケース
  • ある時一瞬ギクっと痛みが走って、それ以降腰痛が続く

というような場合もあるようじゃ。

 

何はともあれ、少しでも疑いがあれば、

早めに整形外科の先生を受診することが大切じゃな。

 

3. なんで『分離症』になるの?

 

腰椎分離症は腰椎の椎弓部分の疲労骨折と考えられているわけじゃから、

一度に強い負荷が加わることによって骨折してしまうわけではない。

繰り返しの負荷が、何度も何度も加わることによって、

ついに骨が折れてしまうというわけじゃ。

 

スポーツ活動のなかでも、

  • 特にランニングや体操競技などによって繰り返し腰が反ったり、
  • 野球やテニスなどの腰をひねるスイング動作などが繰り返し続いたり、

 

このようなストレスが腰椎に加わり続けて、腰椎分離症を起こす可能性がある。

 

腰をそらすようなときには、

椎弓を剪断するような伸展ストレスが加わり。

腰をねじるような動作では、

椎弓を上下別方向へ回旋するストレスがかかるというわけじゃ。

 

このような2つのストレスがずっと続くと、

腰椎の椎弓部分に徐々に下の方から亀裂が入ってくるようじゃ。

そして、それがさらに進行していくと、

針金が何度も曲げられると、折れてしまうように疲労骨折が起こってしまうというようじゃな。

 

参考 古東整形外科ホームページhttp://kotoseikeigeka.life.coocan.jp/14youtuibunrishou.html

 

4. 『腰椎分離症』の治療。

腰椎分離症の治療とは?

日本整形外科スポーツ医学会によると

分離症の起こり始めの段階では、骨の「ひび」はまだ治ります。

まず、原因となったスポーツや運動を休止することが第一で、

加えてコルセットで腰を固定し「ひび」の部分に力がかからないようにします。

ただ、骨の「ひび」が入って時間の経ったものは骨が再びつくことは期待できません。

痛みのコントロールが治療の目標となります。

痛みに対しては痛み止めを使ったりもしますが、

筋のバランスをとるために腹筋訓練や背筋、大腿部の筋のストレッチも重要です。

 

となっている。

また、

レントゲンやCT、MRIの総合的な判定結果によって、

骨の癒合が可能であると判断された場合には、

ご本人やご家族、指導者の方々に同意を得て、

固定療法を行ななう場合も明日そうじゃ。

 

成長期腰痛分離症コルセット

 

腰椎分離症のコルセット

 

写真は「硬性コルセット」といって、

ご本人の身体に合わせたオーダーメイドのコルセット。

 

「腰椎分離症」が早期に見つかった場合には、

このように固定することによって、骨への治療が可能となるそうじゃ。

 

言い換えれば、

出来るだけ早期に症状を発見し、

しっかり治療すれば、骨はくっつきやすく、

発見が遅れれば、遅れるほど骨はくっつきにくくなる可能性が高い。

 

だから固定治療の期間は、

各患者さんの状態によって変わってくるということのようじゃ。

 

参考 古東整形外科ホームページhttp://kotoseikeigeka.life.coocan.jp/sekituibunri.htm

 

いづれにしても、整形外科の先生の指示に従うことが大切となる。

 

5. 『分離症』のストレッチ。

日本整形外科学会によると、

分離症があっても強い痛みや日常生活の障害なく生活できる場合が大部分です。腹筋・背筋を強化して、一般的な腰痛予防を心がけます。

 

日本整形外科学会ホームページ

https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

 

とあり、下のようなストレッチングが紹介されている。

 

腰痛分離症のストレッチ

 

背筋やももの前、ももの後ろ、などをストレッチさせるのが一般的なようじゃ。

また、股関節周辺の筋肉の柔軟性の低下が、腰部に過度なストレスをかけてしまう。

どこの筋肉の柔軟性が低下しているかを見極めて、その部分のストレッチを行うことも良いと思う。

 

そこで股関節周辺の柔軟性テストを一つご紹介しようと思う。

腰痛のストレッチテスト1

 

1、ベットのギリギリに座る。→左の膝を抱えたまま寝転がる。

 

腰痛のストレッチテスト

 

分離症テスト

 

2、右の膝が浮いてしまったり、膝がピーンと伸びてしまうと、

右の股関節の前面の筋肉の柔軟性の低下を疑う。

 

腰を反る動作で痛みが出る場合はこのテストを行うにも注意が必要じゃ。

くれぐれもムリのない範囲で行う事が大切じゃと思う。

股関節の前の柔軟性の低下が疑われたら、

 

腰痛ストレッチ腸腰筋

 

股関節の前のストレッチ(腸腰筋)

分離症のストレッチ

 

ももの前のストレッチ。(大腿四頭筋)

などを行って、少しずつ柔軟性を回復させていく事が、痛みの軽減につながるかもしれん。

くれぐれも痛いのに無理して行ったりする事がないようにしないといかん。

でも、何はともあれ、専門家に相談しながら行う事が、確実な方法じゃ。

 

6. 『腰椎分離症』の筋トレ・エクササイズ。

日本整形外科学会によると、

分離症があっても強い痛みや日常生活の障害なく生活できる場合が大部分です。腹筋・背筋を強化して、一般的な腰痛予防を心がけます。

 

日本整形外科学会ホームページ

https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

 

とある。

やはり、腹筋や背筋の強化というのは、必要なようじゃ。

でもここで注意が必要なのは、

リハビリ筋トレ、リハビリエクササイズには必ず段階がある。

例えば、

一般的な背筋のトレーニング、

 

腰痛の筋トレ背筋

 

健康な人が行うにはとても、良いトレーニングだとは思うが、

分離症の人がリハビリとして行うには、注意が必要かもしれん。

リハビリの基本はだいたい4〜5段階に分けて段々と回復させていくのが基本的な考え方。

このトレーニングは、

1段階目や2段階目の人にはリスクが伴うかもしれんが、

5段階目の人には今後の予防に向けても、必要なトレーニングかもしれん。

といった具合じゃ。

これも、

担当してもらっている整形外科の先生に確認したり、

専門家に相談しながら行わないと、

後で大きなしっぺ返しを食らうかもしれないので、要注意じゃ!

 

 

7. 『腰椎分離症』のスポーツ復帰。

 

日本整形外科スポーツ医学会によると、

骨がつく見込みがあるかどうかはレントゲン検査やCT検査などで判断します。

 

つく見込みがある場合は少々長いですが6ヶ月くらいまでは骨をつける努力をします。

 

その間はスポーツ活動を休止します。

 

骨のつく見込みのなくなった分離症は強い痛みが治り次第、治療を行い腰痛をコントロールしながらスポーツに復帰することになりますが、詳しくは専門医の指示に従ってください。

 

成人の腰椎分離症の多くは無症状で、一生腰痛に悩まされるわけでもありません。

 

日本整形外科スポーツ医学会資料より

http://www.jossm.or.jp/series/flie/004_2.pdf

 

 

となっている。

約6ヶ月というのは、本人とってみればとっても長い期間となると思う。

その間大好きなスポーツができないというのは、今後への様々な大きな影響が出てくるかもしれない。

だからこそ、できるだけ早期発見。

専門整形外科に早めに相談することが望ましい。

 

8. 『腰椎分離症』が進行すると「分離すべり症」。

日本整形外科学会によると、

分離症は10歳代で起こりますが、それが原因となってその後徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。

青少年から高齢者まで広い範囲にわたって腰痛や下肢痛・しびれが出ます。

分離すべり症では脊柱管(馬尾神経が入っている部分)は狭くならないのでMRIでははっきりしません。

分離部分で神経根が圧迫されていることが多く、神経根ブロックで明らかにする場合もあります。

腰痛や神経根圧迫によるお尻や下肢の痛みで日常生活や仕事に支障が生じれば、神経の圧迫を除去する手術や固定術が行われます。

日本整形外科学会ホームページ

https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

 

 

となっている。

分離症は放っておくと、分離すべり症に進行してしまう可能性があるということじゃな。

これを考えても、やはり、

できるだけ早く発見して、治療、リハビリを行うことが最も大切だということがわかると思う。

ごんぞう爺さん

さてさていかがだったかな?

今回は4カ国の国のチームが集まり、総当たり戦で競い合う大会が開かれた。

  • ハンガリー
  • メキシコ
  • マリ

大会は圧倒的な強さを示した、アフリカのマリ。

その戦う姿勢は本当に素晴らしかった。

戦いの合間には参加選手、スタッフ全員で交流会も兼ねて、食事会や鳥取観光が企画されていた。

習字や和紙作りは、みんな楽しそうに取り組んでいた。

分離症の写真

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ごんぞう爺さん

様々な国の若者が、日本の文化に楽しそうに触れていた。

また、鳥取砂丘には行けなかったけど、近くの砂の博物館は本当に素晴らしかった!

ごんぞう爺さん

 

今度はゆっくり観光で行きたいな、ばあさん。

そうねー、鳥取といえば砂丘もいいけど、

砂場コービーが有名なのよ、知ってる?

スタバじゃなくて、スナバ!

リリー

あーそれニュースで見たことある!

ごんぞう爺さん

あー、砂場コーヒーね。

滞在ホテルからすぐ近くだったから行ったよ。

コーヒーフロートみたいなのを注文したけど、

美味しかったー

 

 

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